
わたしたちの心拍は一定の規則性を持っているように思えますが、実際は呼吸や自律神経の働きによって変動しています。ストレスにさらされていたり緊張した状態だと変動は小さくなり、逆にリラックスした状態だと変動は大きくなります。これを心拍変動と言います。
現代では時計型デバイスやアプリなどを使用することで簡単に心拍変動を測定できるようになっています。しかし、アプリによって測定の数値が変わり安定しません。心拍変動測定アプリの精度は信頼できるものなのでしょうか。
心拍変動の測定方法
心拍変動の計測する方法には2種類あり、1つ目は脈拍、2つ目は心電図を用いて計測をします。
心電図式の計測の場合、計測した心電図のブレ具合で測定の精度をはかることができます。正常な心電図はほとんどブレがなく心拍の反応がある以外は基本的に真っ直ぐですが、身体や指が上手く触れず不安定な状態で測定をするとぐにゃぐにゃと上下する心電図となってしまい、正確な心拍変動の測定が出来ていないことになります。
これは脈拍式の計測でも同様です。身体を動かしていたりすると安定して計測することができず、心拍を拾えないため大きな誤差が発生する場合があります。
心拍変動指標
心拍変動を表す指標には2種類存在します。下記は「ウェルビーイングクリニック駒沢公園」のYouTubeチャンネルにて紹介されている解説から抜粋したものとなります。
SDNN(Standard Deviation of Normal and Normal Interval)
・洞調律心拍(N)における24時間の平均NN感覚の標準偏差 正常値:141±39msec
・交感神経と副交感神経の活動を反映
・心臓病など病気の予後などと関連するデータが多い
rMSSD(Root Mean Square of Successive Differences of RR intervals)
・隣接するNN間隔の差の二乗平均値の平方根 正常値:27±15msec
・副交感神経の活動を主に反映する
・高いと副交感神経優位、低いと交感神経優位
このようにアプリの採用している指標によって心拍変動の数値が全く異なり、正常値も変わるため、アプリによって大きな差が出ているように感じられる場合があります。
動画の全体は以下より視聴頂けます。
