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eスポーツによる集中力アップを個別に検知 ゲーム依存予防にも 熊本大大学院・九産大が論文 

eスポーツによる集中力アップなどポジティブな効果

現在e スポーツは、ゲーム産業の発展に伴って急速に成長しており、世界中で関心が集まっています。

eスポーツは、ゲーム依存による睡眠不足や抑うつなどを誘引するネガティブな側面も指摘される一方、

PTSDや統合失調症、ADHDの治療などにも活用できるのではないかと期待が高まっています。

すでに、eスポーツによって認知的スキルと集中力が向上する可能性は示唆されており、

eスポーツがプレイヤーの心身にどのような影響を与えるかは注目が集まっています。

 eスポーツにおける心拍数変動(HRV)指標の変動

しかし、eスポーツと認知能力および心拍変動 (HRV) 指標との関係についてはまだ十分に解明されていません。

HRV指標とは、自律神経系の変動を体に負担を与えずに測定できる指標です。

そこで、熊本大学大学院先端科学研究部の山川俊貴准教授らのチームは、

健康な成人男性 20 名を対象にeスポーツプレイ中のHRV指標の変化を分析し、プレイ前後の認知能力について調査しました。

10 名の被験者にはeスポーツのトレーニングを1日1時間以上、週5日、6週間行い(訓練群)

10 名の被験者にはeトレーニングを行いませんでした(非訓練群)

2つのグループにそれぞれ認知機能を測定する「ストループテスト」を行った結果、

訓練群のグループは認知能力が向上する傾向があることが示されました。

また、eスポーツをプレイすることにより認知能力が一時的に向上したグループでは、

HRV指標でも同様に変化が見られ、副交感神経優位が示唆されました。

HRV指標の変化は、e スポーツのタスクによって引き起こされた

認知能力の一時的な改善に伴っていたことが示唆されています。

以下は熊本大大学院・九産大の発表したeスポーツにおけるHRV指標を利用した論文について、

記事の一部を抜粋したものです。

山川准教授らは「これらの指標の変化は、eスポーツにより脳の前頭葉が活性化され、抑制機能が高まったことによるものと推察できる」と指摘。「さらに研究が進めば、eスポーツによる認知機能が向上するタイミングを検知・予測するウェアラブルシステムの開発も期待でき、ひいてはゲーム依存の予防やeスポーツの応用分野の拡大に寄与する可能性がある」としている。

産経新聞の記事の全文は以下よりお読み頂けます。
https://www.sankei.com/article/20220409-SURJURODPFF6PBJ3R6XWXOX744/2/

論文については以下よりお読み頂けます。 
https://journal-digitallife.com/publications/article/heart-rate-variability-indices-may-change-accompanying-cognitive-skills-improvement-in-esports-tasks/

末武 信宏Nobuhiro Suetake

医師・医学博士(M.D. ,Ph.D.)
さかえクリニック院長
第88回日本美容外科学会会長
日本美容外科学会認定専門医
順天堂大学医学部病院管理学非常勤講師
一般社団法人 日本肺活協会理事
一般社団法人 先端医科学ウェルネスアカデミー副代表理事
一般社団法人 日本美容内科学会理事
サイエンス・アーティスト

監修者紹介