
○ハチドリの寿命と迷走神経
ハチドリという鳥は、寿命について解明されていない謎があります。ハチドリは身体が小さく、心臓が非常に早く鼓動します。通常の動物学の法則で考えると、寿命は極端に短いはずです。しかし、ハチドリは動物学で考えられるよりも約5倍の長さを生きることができるといいます。
それは、ハチドリのはばたき(ホバリング)が迷走神経に関係しているという説があります。ハチドリは空中で静止するホバリング飛行を行うとき、1秒間のうちに高速ではばたき、約50Hzの周波数で振動するといわれています。この50Hzの周波数の振動が、迷走神経を刺激しているのではないかと考えられているのです。
迷走神経の緊張が改善されることで、身体的および精神的健康の両方を向上できることは研究で明らかになっています。ハチドリの長寿の謎も、迷走神経に関係があるかもしれません。
○迷走神経が影響するもの
迷走神経は心臓血管系や消化器系など多くの器官を通過して体内に伸びています。迷走神経は体内で最も大きな神経であるため、驚くほど広範囲をカバーしています。内臓で起こることのうち、迷走神経が関与していないものはほとんどありません。
迷走神経をケアすることで、体型から寿命まで、あらゆるものを改善できるとされています。迷走神経は、多くの病気に関して改善のカギを握っていると考えられており、世界中で研究されています。
Sensate Inc. の運営する下記サイトでは、Stefan Chmelik氏によって迷走神経の解説、そして迷走神経による幸福感の高め方が紹介されています。
以下は下記サイトから一部を抜粋して日本語訳したものです。
迷走神経の緊張度が高いと、血糖値の調節がより効率的になり、糖尿病、脳卒中、心血管疾患などのリスクが大幅に低下します。迷走神経の緊張度が低いと、慢性的な炎症、ストレスレベルの上昇、心血管疾患などの問題に関係します。
迷走神経の緊張は、迷走神経を刺激することで改善できます。これを実現するにはさまざまな方法があり、中には他の方法よりも侵襲性の高い方法もあります。1997 年以来、急性片頭痛やてんかんなどの症状に苦しむ患者は、迷走神経刺激装置 (VNS) の埋め込みによる治療を受けることがあります。
神経は、より侵襲性の低い処置によって刺激することもできますが、その効果は VNS で得られる効果よりわずかに劣ります。
例えば、頸動脈洞マッサージで神経を刺激すると、ある種の発作が抑制され、心拍数の上昇が抑えられることが証明されています[9]。特定のヨガのテクニックは、迷走神経を介して心理情報を脳に「逆方向に」送ることもできます。
心理的刺激が身体の「闘争・逃走」反応を引き起こすのと同じように、物理的情報も心理的反応に影響を与える可能性があります。この物理的情報は迷走神経に沿って伝わります。ヨガの呼吸法や滑らかな動きなどのテクニックを使用すると、落ち着きの症状を模倣できます。これにより、迷走神経が精神にすべてが順調であるというフィードバックを返せるようになります。その結果、精神はストレスを解消します。
全文は下記よりお読み頂けます。
https://www.getsensate.com/blogs/news/everything-vagus-nerve
